壁を塗るDIYに興味があるけど、どんな基準で商品を選べばいいのかな。
そんな疑問を持っている方に読んでいただきたい、今回の記事。
「練り混ぜ済み」の塗り壁塗料をネットで調べると、意外とたくさんの商品がでてきます。
私は、そのなかでも人気のある『ひとりで塗れるもん』と『うま〜くヌレール』を使って室内の壁を塗ってみました。
どちらも初心者向けとして人気の壁塗り材ですが、実際に使ってみると、塗りやすさや仕上がりの雰囲気など、それぞれの良さがありました。
この記事では、『ひとりで塗れるもん』と『うま〜くヌレール』を実際に使ってみた体験をもとに、
を比較しながら、わかりやすく紹介します。
また、壁塗り材について調べて感じた選び方の基準も紹介していきたいと思います。
「ひとりで塗れるもん」と「うま〜くヌレール」の違いを簡単に比較
「ひとりで塗れるもん」とは?

「ひとりで塗れるもん」は、初心者でも扱いやすいように作られたDIY向けの壁塗り材です。
ニュアンスカラーのようなおしゃれな色展開が多く、部屋の雰囲気を変えたい人にも人気があります。
なお、「ひとりで塗れるもん」は本物の漆喰ではなく、漆喰の質感に寄せて作られた“漆喰風塗料”です。漆喰ではありませんが、天然素材にこだわって作られているのも嬉しいポイント。お子様やペットがいる家でも安心して使うことができます。
ちなみに、原料に使われる「石灰石」の作用で、調湿、消臭、防カビ効果も期待できるようです。
「うま〜くヌレール」とは?

「うま〜くヌレール」は、DIYが初めての人でも手軽に塗ることができるように作られた漆喰の壁塗り材です。
本物の漆喰ならではのマットな質感があり、調湿、消臭、カビ対策など、漆喰の機能を期待して選ぶ人も多い商品です。仕上げの方法(手塗りやコテ仕上げなど)によって、様々な雰囲気が出せるのも楽しいポイントです。
また、ホームセンターでも取り扱いが多く、「手軽に買いやすい」のも魅力のひとつです。
初心者が壁塗り材を選ぶときに重視したいこと
塗りやすさ・塗り方
DIYが初めてなら、まずは塗りやすさ重視で選ぶのがおすすめ。柔らかく伸びやすいタイプのほうが扱いやすいと思います。実際の塗りやすさを知りたいときは、商品サイトだけでなく、体験談やブログもチェックしてみましょう。
商品の塗りかた(コテで塗る?手で塗る?)、「一度塗り」か「二度塗り」か、下地処理が必要か?という具体的な作業工程もチェックしておくと、実際に塗るときのイメージがつきやすくなります。
機能性
壁塗り材は、機能性重視で選ぶ方法もあります。
消臭・調湿などを重視するなら漆喰系塗料、調湿にこだわるなら珪藻土、と、部屋の悩みに合わせて素材を選ぶことで、快適な空間を作ることができます。
それぞれの素材の特徴は、後ほどそもそも「漆喰」「珪藻土」「漆喰風塗料」は何が違う?のセクションで説明します。
カラーやデザイン性
DIYで部屋の雰囲気を変えたいなら、色展開も重要です。モニターの色と実際の色は異なる場合があるので、色見本の取り寄せができると安心です。
買いやすさ
壁塗り材は、どこで買えるかも重要です。
たいていの塗料はネットで注文できますが、すぐに始めたいならホームセンターで購入できると便利なこともあります。
ホームセンターでは作業に必要な道具も一緒に揃えることができるので、行ってみる価値ありです!
実際に使って感じた「ひとりで塗れるもん」の特徴
選び方の基準が分かったところで、まずは「ひとりで塗れるもん」を使ってみて感じた特徴を紹介したいと思います。
カラーがおしゃれで部屋になじみやすい
「ひとりで塗れるもん」はカラーがおしゃれで、部屋の雰囲気を素敵に変えることができます。
わが家では寝室を「アリスブルーグレー」、台所を「ビクトリアグリーン」という色で塗りました。どちらも壁の一部だけを塗りましたが、塗っていない部分ともよく馴染む、ちょうどいい色合いでした。


柔らかくて伸びやすく、初心者でも塗りやすかった

「ひとりで塗れるもん」は、重ための生クリームのようなテクスチャでした。
塗る作業はそれなりに体力が必要ではありますが、壁に塗り広げやすく、扱いやすいように感じました。
気になった点・デメリット
デメリットは、漆喰ではないことと、もとの壁紙の凸凹が浮いてしまう場合があることです。
「ひとりで塗れるもん」は漆喰ではないため、本格的な漆喰の質感や機能性にこだわりたい場合にはおすすめしません。
塗料は、塗ったあとの乾燥の工程で水分が蒸発して若干の“やせ”が生じます。そのため、もとの壁紙の凸凹が表に出てきてしまうことがありました。
凸凹が気になる場合は、塗料を厚めに塗る、仕上がりが気になる場合は重ね塗りをするなどの対策が必要かなと思いました。

実際に使って感じた「うま〜くヌレール」の特徴
機能性を期待できる
「うま〜くヌレール」は本物の「漆喰」です。昔からお城の壁などに用いられてきた、安心感がある素材です。
漆喰には次のような機能があり、お部屋の環境を快適に整えることができます。
わが家では、漆喰の明光性(光を反射して明るく見える)という効果で、あまり日光が当たらないリビングも明るく快適なお部屋になりました。

ホームセンターで買える安心感がある
「うま〜くヌレール」は発売から20年のロングセラーで、ホームセンターでの取り扱いが多い商品です。
近場で入手できるという安心感から手に取りやすい商品だと思います。
売り場には実際に塗った見本のほか、このような「塗り方読本」が置いてあることもあるので、見つけた方はぜひ読んでみてください。

いろいろな仕上げ方で楽しめる
「うま〜くヌレール」は仕上げ方で違った表情を出せるのも魅力の一つです。「うま〜くヌレール」公式ページでも色々な仕上げの方法が紹介されています。
わが家では、「コテ仕上げ」と「手塗り仕上げ」に挑戦してみました。それぞれ違った雰囲気の素敵な仕上がりになりました。

気になった点・デメリット
気になった点は、塗料がすこし重ためなことと、乾燥の過程で粉が落ちることです。
塗料は壁に塗ると意外と良い伸び方をしてくれますが、容器からすくったり、塗ったりするのに少し力が必要な印象でした。
また、塗ってから完全に乾くまで24時間ほどかかりますが、乾燥中に壁からはがれた塗料のカケラが落ちるのが気になりました。(この点については、「ひとりで塗れるもん」は入居前に塗ったのに対して「うま〜くヌレール」は住みながらのDIYだったので、気になりやすかった可能性もあります。)

「ひとりで塗れるもん」と「うま〜くヌレール」実際に使ってわかった違い
使ってわかった違い(作業手順、硬さ、質感)
作業手順
「ひとりで塗れるもん」は一度塗り、「うま〜くヌレール」は二度塗りが基本的な塗り方です。
工程がひとつ増えるので、「うま〜くヌレール」のほうが塗るのに若干手間がかかるな、と感じました。
一方で、二度塗りは手間がかかる分きれいな仕上がりになりやすいというメリットもありました。
塗料の硬さ
塗料をすくった感じは「ひとりで塗れるもん」のほうが柔らかめで、比較的扱いやすいと感じました。
ただし、どちらも「らくらく塗れる」という感じではなく、壁に塗り広げるのはそれなりに力が必要でした。
仕上がりの質感
「ひとりで塗れるもん」と「うま〜くヌレール」、どちらもマットな質感で、ビニールの壁紙にはない温かみがありました。
仕上がりを比べると、「うま〜くヌレール」のほうが、素材の粒度が大きめでした。


カラー展開の違い

「ひとりで塗れるもん」のカラーは全20色。
無彩色、くすみカラー、鮮やかな色など様々なニュアンスの色が揃っています。作りたいお部屋の雰囲気にあわせて色を選ぶことができます。
色見本の取り寄せができるのも嬉しいポイント。実際の質感やカラーをチェックして、仕上がりのイメージを膨らませることができます。
参考:「ひとりで塗れるもん」公式サイト(友安製作所)
「うま〜くヌレール」は全17色で、ナチュラルな雰囲気の色が多い印象です。
色見本の取り寄せはできませんが、売り場にサンプルが置いてあることがあります。(わが家の近くのロイヤルホームセンターにもサンプルが飾ってありました。)
どこで買える?
「ひとりで塗れるもん」、「うま〜くヌレール」は、どちらもホームセンターやネットで購入することができます。
「ひとりで塗れるもん」はカインズホームで販売されています。
参考:「ひとりで塗れるもん」取り扱い店舗/オンザウォールHP
「うま〜くヌレール」はホームセンターでの取り扱いが多い商品です。具体的な取り扱い店舗は、下の参考サイトから検索することができます。
参考:「うま〜くヌレール」取り扱い店舗/日本プラスター株式会社
塗料はなかなかの重さがあるので、ネットでの注文もおすすめです。「ひとりで塗れるもん」、「うま〜くヌレール」、どちらも楽天市場で購入することができます。
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コスパを比較
壁DIYをする際は、コスパも気になるところです。
そこで、1㎡を塗るのにかかる金額を計算してみました。
(塗料を塗る厚さによって必要量も変わるので、参考程度にご覧ください。)
| 商品 | 内容量 | 塗れる面積 | 価格 | 1㎡あたりの価格 |
|---|---|---|---|---|
| ひとりで塗れるもん | 22kg | 約20〜22㎡ | 16,049円 | 802円(20㎡で計算) |
| うま〜くヌレール | 18kg | 約16㎡ | 15,180円 | 948円 |
同じ面積で比べると、「ひとりで塗れるもん」のほうが若干低コストのようです。
初心者にはどっちがおすすめ?
「ひとりで塗れるもん」と「うま〜くヌレール」、実際に使ってみてそれぞれ「こんな人に向いている」と感じたことをまとめます。
塗りやすさ重視なら「ひとりで塗れるもん」
「ひとりで塗れるもん」のおすすめポイントは、「塗りやすい」「おしゃれなカラー」「一度塗り」ということです。
初めて壁DIYに挑戦するなら、個人的には「ひとりで塗れるもん」のほうが扱いやすいと感じました。
テクスチャーが柔らかく、塗り広げるのは比較的ラクにできる印象でした。
また、おしゃれなカラーが多いので、「部屋の雰囲気を変えたい」「インテリアにこだわりたい」という人にも向いています。
壁DIYが初めてで、気軽に挑戦してみたい方にはとてもおすすめだと感じました。
機能性重視なら「うま〜くヌレール」
「うま〜くヌレール」のおすすめポイントは、「漆喰の機能性を期待できる」「ホームセンターで買いやすい」「色々な仕上げを楽しむことができる」ということです。
うま〜くヌレールは本物の漆喰なので、調湿や消臭などの効果を期待して選ぶことができます。塗り壁らしい自然な風合いがあり、「せっかくDIYするなら本格的な漆喰を使ってみたい」という人にもぴったりです。
また、ホームセンターで購入しやすいため、追加で材料が必要になったときにも入手しやすいというメリットがあります。
塗りやすさでは「ひとりで塗れるもん」に軍配が上がるものの、機能性や漆喰の質感を重視するなら、うま〜くヌレールを選ぶ価値は十分あると感じました。
塗り壁DIYを始める前に知っておきたい基礎知識
次に、塗り壁DIYを始める前に知っておきたい基礎知識を紹介します。

壁紙にはない塗り壁ならではの魅力
そもそも、どうして壁を塗るのか? – 塗り壁には、一般的なビニールの壁紙にはない魅力があります。
塗り壁ならではの質感はもちろん、私が特に魅力に感じるのは、その耐久性です。
今回紹介した漆喰は100年、他にも壁塗り材として有名な珪藻土は20〜30年の耐用年数があるとも言われており、10年ほどで張り替えが必要とされるビニールの壁紙よりも長持ちです。
また、表面に静電気が起きにくいため、通常の壁紙よりもホコリが付きにくいと言われています。
施工に時間はかかりますが、一度塗ってしまえばその後のメンテナンスがラクになる、というメリットは大きいと思います。
漆喰と珪藻土の違い
壁DIYについて調べていると、「漆喰」や「珪藻土」という言葉をよく見かけますよね。
どちらも天然素材系の塗り壁材として人気がありますが、実は原料や特徴が少し違います。
簡単にいうと、
- 漆喰 → 石灰が主原料
- 珪藻土 → 植物プランクトンの化石が主原料
という違いがあります。
そのほかの特徴は下の画像のとおりです。

珪藻土は、特にお部屋の調湿効果が高い素材です。
人気の素材ですがデメリットもあります。それは、商品によっては表面がポロポロと崩れることがあるということです。これは、珪藻土を固めるために混ぜる樹脂などの種類や配合が、商品により異なるためです。
珪藻土を壁塗りDIYに使うときは、見本を取り寄せて確認してみるのをおすすめします。
私も珪藻土の壁塗り材サンプルを取り寄せたところ、届いたときすでに割れていたという経験がありました。
漆喰、それとも漆喰風塗料?
壁DIYの商品のなかには、「漆喰」と書かれているものだけでなく、「漆喰風塗料」というタイプもあります。
「漆喰風塗料」は、原料は漆喰ではないけれども、漆喰の風合いに寄せて作られた塗料です。
今回紹介した「ひとりで塗れるもん」のように、塗りやすさやカラー展開などを工夫し、天然素材で作られている商品もあります。
「漆喰風塗料」を検討する際は、その商品のいちおしポイント(塗りやすさやカラー、機能性など)をチェックして選ぶのがいいと思います。
他にも気になる壁塗り材を調べてみた
他にもいろいろある壁塗り材。ネットで調べたなかで、私が気になった商品を紹介します。
ローラーで塗れる「漆喰EASY」
漆喰なのにローラーで塗れる、漆喰EASY(シックイージー)。
「コテ塗りは時間がかかるし大変そう…」という悩みを解決する、画期的な商品だと思います。
塗り方は下地に「シーラー」を塗ってから二度塗りが必要とのこと。工程は若干増えますが、広いエリアを施工するにはローラー塗りはかなりオススメです。
色見本の取り寄せができるのも嬉しいポイントです。
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珪藻土の「オーガニックウォール」
珪藻土系の壁塗り材では、オーガニックウォール(ORGANIC WALL)という商品が気になりました。
名前のとおり天然素材にこだわっており、ヒノキの成分を配合して抗菌効果や消臭効果を高めた商品です。
こちらは、シーラーで下地処理→凸凹をパテで埋める→商品を塗る、と若干の手間がかかるのがデメリットかなと思います。ですが機能性重視の方は挑戦してみる価値ありだと思います。
「コテで塗るタイプ」と「ローラーで塗るタイプ」があり、色見本の取り寄せもできます。
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まとめ
DIY初心者の私が「ひとりで塗れるもん」と「うま〜くヌレール」を使って感じた印象、簡単にまとめると、
- 「ひとりで塗れるもん」
→ カラーがおしゃれで、柔らかいテクスチャーが塗りやすい - 「うま〜くヌレール」
→ 漆喰ならではの機能性を期待でき、ホームセンターでも手に入りやすい
という感じでした。
どちらも初心者DIY向きですが、塗りやすさ・デザイン性なら「ひとりで塗れるもん」、漆喰の機能性や手に入りやすさなら「うま〜くヌレール」と、重視したいポイントで選ぶのがおすすめです。
壁塗り材の選び方の基準は色々ありますが、 塗りやすさ、カラー、機能性、買いやすさなどに注目して、あなたにぴったりな壁塗り材を選んでみてくださいね。




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