今回紹介するのは、練り混ぜ済みで塗りやすい漆喰(しっくい)『うま〜くヌレール』という商品です。
「本格的な漆喰」が「練り混ぜ済み」の商品で、DIY初心者でも漆喰の壁塗りに挑戦することができます。
家族みんなで挑戦するのも楽しい壁塗りDIY。わが家でも小学2年生の息子が「僕も塗ってみたい!」と興味を持ち、参加してくれました。
DIYを普段やったことがない方は、始める前には「塗ってみたいけど、うまくいくかな…」「どんなふうに塗っていけばいいのかな」と色々な不安もあると思います。
この記事では、実際に『漆喰うま〜くヌレール』を使ったDIYを写真付きで解説。自分で塗る楽しさをお伝えできればいいなと思います。
☆★☆ この記事ではこんなことが分かります ☆★☆
初心者でもできる?漆喰DIYに挑戦した理由
まずは、私が漆喰DIYに挑戦した理由をお話しします。

壁紙の張り替えではなく漆喰を選んだ理由
そもそも、なぜ「壁紙の張り替え」ではなく「壁を塗る」ことにしたのか。それは、部屋の悩みを漆喰の機能で解決できるかもしれないと思ったからです。
わが家のリビングには、
という悩みがありました。
漆喰にはさまざまな効果がありますが、そのなかでも、
という効果が、まさにわが家にピッタリなのでは!?と感じたのです。
他にも、調湿性(湿度を調節する)、抗菌・抗ウイルス性など、お家にとって嬉しい機能がたくさんあるのだそうです。

参考:漆喰の機能性(日本プラスター株式会社HP)
うま〜くヌレールを選んだ決め手
今回「うま〜くヌレール」を選んだのは、「手に入れやすさ」と「色々な仕上げを楽しめること」。この2つが決め手でした。
「うま〜くヌレール」は、ロイヤルホームセンターやコーナンなど、お近くのホームセンターで購入することができます。
※取り扱い店舗は公式サイト(漆喰うま〜くヌレール取り扱い店舗/日本プラスター株式会社HP)をご確認ください。
「重たいので自宅に届けてほしいな…」と言う場合は、ネットでの注文もおすすめ。
カラーは全部で17色。今回は、一番部屋が明るくなりそうな「白色」を選びました。
また、漆喰は、仕上げ(塗りかた)でさまざまな表情を出すことができます。
お城の壁のようなフラットな壁も素敵だし、手で塗ってラフに仕上げるのもDIYっぽくて楽しいと思います。
下の参考ページでは、さまざまな仕上げ方が紹介されています。自分が作りたい雰囲気に合わせた塗りかたができる、というところに魅力を感じました。
参考:様々な模様がある!漆喰DIYの仕上げパターンを紹介(うま〜くヌレール公式HP)
住みながらでもできる?実際にやってみた結論
住みながらの作業は、大変なこともありますが、工夫次第で何とか進めていくことができました。わが家が実践した「住みながら壁を塗る」コツとスケジュールを紹介します。
我が家が工夫したポイント(計画・スケジュールなど)
住みながらのDIYで考えた点は、「生活スペースを確保しながら進めること」、「余裕をもった計画を立てること」でした。
今回塗るのはリビングの壁。「今日はこの部屋使えない」という訳にはいきません。一方、うま〜くヌレールを塗ってから乾くまでは、24時間ほどかかります。
そこで、一度に部屋全体をやらないようにし、次のような計画を立てました。
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- 1日目…壁①(窓なし)の養生と塗り
- 2日目…壁②③(窓あり)の養生
- 3日目…壁②③の塗り
- 4日目…掃除、片付け
窓がある壁では、窓がないところと比べて窓枠、カーテンレールなどの養生に時間がかかります。そこで、2日目を「壁2面を一気に養生する日」にして、余裕を持った計画を立てました。
ちなみに、壁④は、ピアノや大きな家具があったので塗るのは断念しました。
家族の協力があれば心強い
実際にやってみて強く感じたのは、住みながらの漆喰DIYは「家族の協力」があるとかなり進めやすいということでした。
作業には思ったより時間がかかることがあり、夫に「塗るの手伝って!」「晩ごはんの準備お願い!」とお願いする場面がありました。他には、
など、作業や家事を柔軟に分担できたことで、気持ち的にもかなり助かりました。
作業中の生活への影響(乾燥までの時間、においなど)
実際にやってみて感じた生活への影響も、正直に書いておきます。
乾燥時間
「うま〜くヌレール」を塗ってから乾燥するまでの時間は、約24時間。この間は、壁にふれないよう気をつける必要があります。乾燥までにうっかりさわってしまうと、塗料がよれたり、はがれたりしてしまいます。
特に子どもやペットがいるご家庭では、お子さんやペットがさわらないように細心の注意を払いましょう。
におい
塗料が乾くまでは多少、湿った土のようなにおいがします。ただ、ペンキなどのような刺激臭ではなく、不快な感じはしませんでした。
塗った後どれくらいで通常どおり暮らせるか
気になったのは、養生を外したあとに若干塗料のカケラが落ちること。
乾燥した漆喰壁は、さわってもポロポロと剥がれることはありません。しかし、塗った翌日くらいまでは、乾燥の過程で剥がれたカケラが落ちることがありました。
そのため、家具をもとの場所に戻すのは、1日おいて塗料が完全に乾燥し、床をひととおり掃除してからがいいと思いました。
準備したもの・事前にやったこと
「うま〜くヌレール」使用量
6畳の壁3面を塗るのに、「うま〜くヌレール」5kg缶×1、18kg缶×1を使いました。
必要な道具
塗料のほかに次のものを使いました。
□脚立(高いところを塗る時に使う)
□はさみ(マスキングテープを切る時に使う)
□マスキングテープ(養生用・幅5センチ以上あれば安心)
□養生シート
□ビニール手袋
□コテ
□コテ板(自宅にある下敷きなどで代用可能)
塗料ペーストは強アルカリ性とのことで、肌に直接触れると肌荒れを起こしてしまいます。そのため、必ず手袋を着用して作業しましょう。
コテ板は、高いところを塗る時などに塗料を乗せて運ぶ道具です。専用のものを買わなくても、自宅にある汚れてもいい下敷きや、クリアファイルに段ボールなどを入れて補強したものなどで代用できます。

実際に塗ってみた!作業の流れを写真つきで紹介
作業全体の流れは、このような感じです。
- 準備(扉・窓のまわりや床を養生する、ホコリや汚れを落とす、カーテンを外す)
- 「1回目塗り」
- 重ね塗り(仕上げ)
- 養生をはがし、塗料が乾くまで(24時間)待つ
- 家具やカーテンをもとの場所に戻す
それぞれの作業のポイントを紹介していきます。
塗り始める前の養生・清掃が重要!

塗り始める前の準備として、「養生」は超重要です!
きれいな仕上がりのために、床や幅木との境目・天井との境目・窓枠やカーテンレール、コンセントカバーなどのまわりをしっかり養生しましょう。
また、塗料が落ちるので、床には養生シートを敷きましょう。
養生のコツは、塗る部分から1mmほど開けること。あまり間を開けすぎると、塗料が直線状に途切れて不自然な仕上がりになってしまうので注意が必要です。

壁にホコリがついている場合は、塗り始める前に拭き掃除をしましょう。また、窓についているカーテンは外しておきましょう。
1回目塗り
一般的なビニールの壁紙に「うま〜くヌレール」を塗る場合、壁紙の上から直接「仕上げ用」を2回塗り重ねます。
壁の素材によっては、あらかじめ「下塗り用」の塗料で下処理が必要な場合もあります。(詳しくは公式ページ↓をチェックしてみてください。)
参考:塗れる? 塗れない? 現在の壁をチェックしよう!/「うま〜くヌレール」公式HP
「1回目塗り」のコツは、「なるべく薄く塗ること」。もとの壁紙が透けて見えるくらい、薄〜く塗っていきます。なるべく均等な厚さにしたいので、手塗りで仕上げる場合でも「1回目塗り」はコテで塗ったほうがいいと思います。

壁紙由来の凸凹をならすことで、キレイな仕上がりを目指します。多少のアラは2回目の塗りで何とかなるので、1回目塗りでは仕上がりはそこまで気にしなくてよいと思います。
塗り終わったら、1〜2時間待って乾燥させます。
重ね塗り(仕上げ)
「1回目塗り」から1〜2時間後、次は重ね塗り(仕上げ)をしていきます。
ここが一番楽しいところで、塗り方によって壁の表情が変わります。


お城の壁のようなマットな質感を目指すか、手袋をつけた手で塗る「手塗り」で個性的な仕上がりを目指すか…
お好みのやり方で塗っていきましょう!
塗り終わったら、塗料が乾くまえにマスキングテープをはがします。
仕上がりはどう?ビフォーアフター公開
ビフォーアフター
「うま〜くヌレール」を塗る前の室内です。

よくある既製品の壁紙で、特に悪くはないのですが、魅力も感じない、そんな室内でした。
そしてこちらが、「うま〜くヌレール」を塗った後の室内です。

漆喰の明光性(当たった光を反射して明るく見える性質)のおかげで、室内がぱっと明るくなりました。

ちなみに、同じ塗料で左がコテ仕上げ、右が手塗り仕上げをしたものです。
雰囲気がけっこう違っておもしろいですよね。
一部をホワイトボード仕様にして正解だった!
DIYするにあたって、こんな悩みがありました。

今まで学校のプリントを壁にマステで貼ってたけど、ゴチャゴチャするから何とかしたい。かといって、せっかく塗った壁に画びょうで穴を開けるのも嫌だな…。
そこで、壁の一部を思い切ってホワイトボードにしてみました。
ホワイトボードの部分は、このような手順で作りました。
- ホワイトボードシートを貼る
- シートのまわりをマスキングする
- 「うま〜くヌレール」を塗る
- マスキングを剥がし、塗料が乾くまで待つ
- かわいいマスキングテープを貼り、境目をかくす


ホワイトボードは大きめの90×120cmにしました。A4サイズのプリントが横に4枚貼れるゆったりサイズです。また、「貼る場所を決める」ことで、漆喰壁のスッキリした雰囲気を保ちやすくなりました。
ホワイトボードの下のほうは、子どもの磁石遊びやお絵描きスペースとしても使えるようになりました。

購入したホワイトボードシートはこちら↓。しっかりマグネットが貼れる磁力があっておすすめです。
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子どもも一緒にできる?やってみたリアルな感想
子どもでもできた作業内容

「うま〜くヌレール」は練り混ぜ済みなので、小学2年生の息子でも塗ることができました。ただ、「うすく均一に塗る」ことが重要な「1回目塗り」は難しそうでした。
子どもと一緒に作業する場合には、養生や1回目塗りなどの細かい作業は大人がやって、仕上げのところで参加してもらうのがいいと思いました。
上の写真で塗った壁はマットな仕上がりを目指したので、子どもには「手で壁に塗料をつける」作業をお願いして、後ほど大人がコテで仕上げました。
【注意】汚れ・安全面で気をつけたこと
子ども参加のDIYで気をつけたいことは、服や床がかなり汚れるということです。しっかり、バッチリ養生したつもりでも、子供が歩くと養生シートがズレて床が汚れてしまいました…。(※床に塗料がついても、乾燥する前なら、水拭きすればきれいになります。ただ、掃除が大変です。)
また、手袋をして、足もビニール袋でガードしたのですが、手や足に漆喰が付いてしまいました。お肌についた漆喰はこすり洗いをしないと落ちないのでけっこう厄介です。

また、脚立に乗って塗る高いところの作業は危ないので、大人が担当したほうが安心でした。
子どもと一緒にやる場合は、床に養生シートを二重に敷くなど工夫し、安全な範囲だけ参加してもらうのがちょうどいいと感じました。
やってわかったメリット・デメリット
実際に感じたメリット
一番よかったのは、やはり部屋の雰囲気が大きく変わったことです。
漆喰が光をやさしく反射し、部屋全体が明るくなりました。また、ビニールの壁紙にはないやわらかい質感が出るので、部屋が落ち着いた印象になりました。
さらに、完成後の満足感はかなり大きめ。
塗り方に多少ムラがあっても「味」に見えるので、「まっすぐ貼らないと…」と身構えてしまう壁紙の張り替えよりも心理的ハードルが低いと感じました。
子どもも含めて「自分たちで壁を塗った」という実感があり、“家への愛着”が増した感じがしました。
一方で、漆喰の「消臭効果」を期待していましたが、今のところは「劇的に変わった!」という実感はありません。
「古い家のにおい」は家全体での対策が必要で、壁の一部分を塗っただけでは改善されないのかもしれません。
漆喰のデメリット
漆喰のデメリットは、作業時間がかかること、塗るのに体力が必要なことです。
「うま〜くヌレール」は練り混ぜ済みで便利ですが、準備・塗り作業・片付けも含めるとかなりの時間が必要です。
今回の作業は6畳の壁3面。準備〜塗る作業に3日(1日あたり3〜5時間)、掃除と家具を戻すのに1日(約1時間)かかりました。
塗っているときは楽しいですが、没頭すると、時間が経つのも忘れてしまいます。作業に夢中になって「もうこんな時間…!」となりがちなので、余裕をもった計画を立てるのがおすすめです。
また、塗り始めの慣れていないときは「けっこう力が必要かも…」と感じます。
特に天井近くは腕を上げて塗るのが思った以上に重労働で、「DIYって体力勝負なんだな…」と実感しました。
まとめ|住みながら・子どもとの作業は事前の準備がカギ!
今回、「うま〜くヌレール」を使って室内の壁を塗ってみました。塗り終わったときの達成感はかなり大きかったですが、反面「住みながらのDIYって大変」とも感じました。
それでも、塗り終わると部屋の雰囲気はかなり変わり、「自分たちで作った」という達成感があります。子どもと一緒に塗った時間も、わが家にとっていい思い出になりました。
また、ホワイトボードを組み合わせたことで、見た目だけでなく“暮らしやすさ”も意識した空間にできたと感じています。
住みながら・子どもと一緒に作業するときは、事前の準備が肝心です。すこし時間をかけてもDIYを楽しみたい人、家に愛着を持ちながら暮らしたい人には、とても満足度の高い体験になると思いました。


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