今回は、DIY初心者でもお部屋の壁の塗り替えができる、『ひとりで塗れるもん』という商品の紹介です。
おすすめポイントは、とにかく手軽なこと!
ペーストの状態で届くので、材料を混ぜたりせずにそのまま塗ることができます。さらに、壁紙の上から重ねて塗ることができるので、壁紙を剥がしたりといった下準備も不要です。
・予算控えめでリフォームしたい
・マイホームにこだわりポイントをつくりたい
・コツコツ作業が好き
・和室の砂壁や左官仕上げの漆喰など、暖かい雰囲気の壁に憧れる
このような方にぜひおすすめしたい商品です。
それなりに作業時間はかかるのですが、塗り終わったときに得られる達成感はかなり大きいです!!
『ひとりで塗れるもん』ってどんな商品?
基本情報
『ひとりで塗れるもん』は、室内用の塗り壁材。漆喰のように壁に塗って自然乾燥で固化させます。
※製造方法が違うため、漆喰ではありません。
※水溶性なので、屋外やお風呂場など、水がかかる場所には塗ることができません。
販売元は、株式会社オンザウォールと、友安製作所です。今回の記事は、友安製作所(ブランド名:スタイルダート)HPを参考にさせて頂いております。
原料は漆喰にも使われる炭酸カルシウム(石灰石)が60%以上で、そのほかの成分は以下のとおり。基本的に天然素材でできており、お子様やペットがいるお家でも安心して使用できます。
石灰石には湿度調整、消臭、断熱、保温、防カビ効果があるため、『ひとりで塗れるもん』にもこれらの効果があるようです。
成分:炭酸カルシウム60%以上、水30%以上、EVA樹脂2%未満、天然ミネラルファイバー2%未満、ウッドファイバー2%未満、メチルセルロース1%未満 (友安製作所HPより)
(「EVA樹脂」は柔軟性や弾力性を持つプラスチックで、紙コップのコーティングやジョイントマットなどに使われる素材だそうです。)
さらに、耐久性は20年以上、劣化しないため塗りなおしも不要とのこと。
DIY初心者でも挑戦しやすい
ここで少し、私が『ひとりで塗れるもん』の購入を決めたきっかけをお話しします。
私はこのたび中古の家を購入したのですが、汚れが気になる壁がありました。少しでもリフォーム費用を抑えたかったので、業者に頼まずDIYに挑戦することにしました。
最初は、自分で壁紙を貼り替えようかと思いました。でも、壁紙をまっすぐに貼るのって、難しそうなんですよね…。
そこで、ネットで調べているうちに見つけたのが『ひとりで塗れるもん』でした。これなら、まっすぐに貼るのが苦手な私でも大丈夫そう。それに、塗った跡がそのまま残るので、いい記念になりそう、と思いました。
しかも、カラーは豊富な全20色。価格は、トイレ程度の広さを塗ることができる11kg缶で税込12,760円(2025年2月現在、友安製作所HPに記載の定価)。業者にリフォームを依頼するよりも、費用を抑えることができます。
そんなわけで、私は『ひとりで塗れるもん』を選びました。
色選びと用意するもの
色見本を取り寄せてみよう
前置きが長くなりましたが、ここからが本番。まずは色選びです。
商品の購入前に色見本を取り寄せるのがオススメです。実際の色だけでなく、手触りや質感も確認することができます。

カラーは全部で20色(ベーシックカラー12色と、友安製作所オリジナルカラー8色)。色見本は、ベーシックカラーのセット売りと、オリジナルカラーのうち5色を取り寄せてみました。
今回使用するのはオリジナルカラーの「ワンダーアリスブルーグレー」。灰色がかった青系の、素敵な色です♪
楽天市場で色見本の購入ができます↓

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サイズは2種類
サイズは、<11kg缶>と、<22kg缶>の2種類。使用量の目安は、11kg缶で10~11平米(トイレ程度の広さ)、22kg缶で20~22平米(4.5~6畳程度)とのこと。
今回私は、汚れが気になる【6畳の部屋】の、【窓がある壁の1面のみ】を塗ります。
そこまでの量は必要ではなさそうなので、11kg缶を購入しました。
色と使用する量が決まったらこちらから↓購入しましょう♪次で説明する、「コテ」を一緒に買うのもおすすめです。

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ほかに用意するもの
商品のほかには次のものを準備しました。
□脚立(高いところを塗る時に使う)
□はさみ(マスキングテープを切る用)
□マスキングテープ(養生用)
□テープ付き養生シート(①)または 新聞紙など(床や塗らない壁をカバーする用)
□コテとコテ板(②)
※①、②について解説したいと思います。
① テープ付き養生シート

壁に塗料を塗るとき、塗料が床に落ちることがあるので、床をカバーする必要があります。新聞紙などを敷いてもいいですが、ホームセンターなどで売っている「テープ付き養生シート」を使うのもおすすめです。
ビニールシートの片端に養生テープがついています。シートは伸ばすと幅1mほどになります。テープで固定できるので、作業中にシートがズレにくくて使いやすかったです!
お近くのホームセンターのほか、下のリンクからも購入することができます。↓

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② 塗り作業に必要な「コテ」、あれば助かる「コテ板」

「コテ」は、塗料を壁に塗るときに使う道具です。
友安製作所HPで紹介されている『魔法の鏝(こて)だもん』は、板がやわらかくて塗りやすく、おすすめです。上の商品リンクから『ひとりで塗れるもん』とあわせて購入もできます。
「コテ板」は聞き慣れない言葉ですが、左官職人が手に持って、塗料を乗せている道具。コテの相棒です!
塗料を2〜3回分すくってコテ板に乗せておき、そこから取って壁に塗っていきます。そうすることで容器から塗料を取る回数を減らせるので、脚立に乗って高い場所を塗るときに大活躍します!
こちらは、専用のものを買う必要はないと思います。下敷きなど、自宅にあるものか、なければ100均などで代わりのものを調達しましょう。
塗料は水洗いをすれば取れますが、完全に取りきれない可能性があるので、お気に入りのものは使わないでくださいね。

作業開始
塗り始めるまえに周囲をマスキングする
すぐに塗りたくなりますが、まずは下準備として、塗りたい範囲のまわりをマスキングします。この作業は、仕上がりをきれいにするために必ず行いましょう。
塗料は2〜3ミリ程の厚さに塗ります。なので、塗りたい面から2〜3ミリあけてマスキングテープを貼っていきます。

部屋の壁全部を塗る場合は、横の壁との境目はマスキングしなくてよいので、床(または幅木)、および天井との境目をマスキングしましょう。
床は、塗料がつかないように新聞紙や上の用意するもので紹介した「シートつき養生テープ」で目張りしましょう。
塗りスタート!
マスキングができたら、いよいよ塗っていきます。
塗っていくうちに気づいた、きれいに塗るポイントを紹介します。
- 薄すぎず、厚すぎず。〜ケーキにクリームを塗るのと同じ!?〜
デコボコがある壁紙に塗る場合、薄く塗ってしまうと、デコボコが仕上がりに影響してしまいます。なので、厚めに塗るのがよいのですが、かといって厚すぎると塗料が足りなくなります。この塩梅が難しいのですが、塗っていくうちにコツが掴めると思います。壁に厚めにつけて、そこから広げていくようなイメージで塗るとやりやすかったです。ケーキを作ったことがある方なら、スポンジケーキにクリームを塗るのをイメージすると分かりやすいかもしれません。
- コテの進行方向側をすこし浮かせるとやりやすい
コテの、進行方向の側をすこし浮かせると塗料がいい感じについてくれます(写真参照)。右利きの私は、左→右にコテを動かすのがやりやすかったです。

- 端は、コテの直線面を使って塗る
端を塗るときは、コテの直線面を使います。端にぐっと押し付けてから横に滑らせるイメージです。
角を塗るときは、コテの尖っている部分を使います。

あとはもう、ひたすら塗っていきます。無心になって作業です。
完全に乾くまで置く
塗り終わったら、塗料が乾く前にマスキングテープをはがします。
完全に固まるまでは丸一日かかりますが、1〜2時間後には部分的に乾き始めていました。乾くと、すこし色が薄くなってきます。

完成

ついに完成しました!!!こちらが完全に乾いた後の様子です。壁をさわっても粉が手につくことはありません。
近くで見るとこんな感じです。見れば見るほど、愛着が湧きます。とってもお気に入りのお部屋になりました♪

まとめ
今回、使ってみた感想をQ &A形式でまとめてみました。
- Q所要時間は?
- A
今回塗ったのは壁1面ですが、マスキング開始から塗り終わるまで、3時間半ほどかかりました。特に、作業に慣れるまで(開始から30分〜1時間くらい?)は塗り進めるのに苦労するかもしれません。塗る範囲の広さによって、半日〜数日間の作業を想定しておいた方がよさそうです。
- Qどれくらい余ったか
- A
今回の作業では、11kg缶を買って、5分の1ほど余りました。
- Q強度は?
- A
壁に寄りかかっても、剥がれるようなことはなさそうです。今回塗ったところは寝室の壁なのですが、寝ている間に子供が多少ぶつかっても大丈夫。ただ、硬いもので引っかくと、その部分が白くなることがあります。
- Q塗った壁には、画びょうなどをさしても大丈夫?
- A
厚く塗った部分には入りにくいかもしれませんが、さすことはできました。壁にヒビは入らず、さしたところだけ穴があきます。抜いた跡は、壁紙よりも目立つと思います。
今回の記事は以上です。お読みいただき、ありがとうございました!
実は、仕上がりがとても気に入ったので、余った塗料で階段下収納を、別の色でキッチンの壁を塗ってみました。
この様子は次回書きたいと思います♪