子育て世代の家探し、「中古」「戸建て」を検討すべき3つの理由

中古・戸建ての家について

家は生活の基礎となるものです。もし、家を購入するなら、慎重に検討して後悔のないようにしたいですよね。

市場に出回っている物件には「マンション」「戸建て」「新築」「中古」と様々なカテゴリがあります。
まさに家探し中の方、どのカテゴリの物件を探されているでしょうか?

駅近のマンションがいいなぁ…。管理人が掃除やごみの管理をしてくれるし、エレベーターもついていて快適だろうなぁ。

と、近年人気が高い「マンション」に絞って探されている方も多いかもしれません。

たしかに、管理が行き届いたマンションでの生活は魅力的ですが…、
私は、特に子育て世代のみなさんに「戸建て」の物件をオススメしたいと思います!

筆者も子育て真っ最中の30代
いろいろと考えて家探しをした結果、「中古(築27年)」「戸建て」の物件を購入しました。

でも、新築の戸建ては高すぎて手が出ない…。

そんなときには、中古の戸建ても検討してみるのはいかがでしょう

なかには「中古」の家にマイナスのイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、考え方によっては中古物件はとても魅力的なんです。

「戸建て」「中古」が魅力的な理由は、大きく分けて3つあります!

その理由を、これから紹介していきたいと思います。
この記事を読めば、「中古戸建てもいいかも?」と思っていただけるはずです!

魅力その① マンションと比べて生活の自由度が高い

家と家族

戸建ての特徴

戸建ては1軒1軒が独立して立っている という特徴があります。
(屋根や壁が隣の家と繋がっている連棟式住宅(テラスハウス)など、一部例外を除きます。)

建物が独立しているために隣人の影響を受けにくく、マンションと比べて生活の自由度が高いというメリットがあります。

マンションを「会社」に例えるなら、戸建ては「個人事業主」といったところでしょうか。

生活音が気になりにくい

戸建てで子育てをするうえで最大のメリット。
それは、生活音が気になりにくい、ということだと思います。

小さな子供は、家の中でもお構いなしに走り回ります。
以前私たちが住んでいた賃貸マンションでは、上の階の子供が走る音がよく響いていました。うちの音も、きっと下の住人に聞こえているだろうな…とヒヤヒヤしながら生活していました。

戸建てであれば、壁が独立しているため、隣の家まで物音が響く可能性は低くなります。

戸建てに引っ越してからは、子供がソファからジャンプしても、室内を走り回っても気にならなくなりました。

もちろん、隣家との距離が近い住宅地では配慮が必要ですが…。マンションよりも戸建てのほうが、物音を気にせず、ゆったりとした気持ちで子供と接することができるようになったと感じています。

楽器の演奏ができる

お子様がピアノやバイオリン等の習い事をするなら、家でも練習をしたいですよね。ところが、マンションだと、管理規約に「楽器演奏禁止」と書かれている場合には楽器の演奏ができません。

管理規約に書かれていない場合は演奏することは可能ですが、マンションの場合は戸建てよりも音漏れが気になるのではないかと思います。

私たちは親族からピアノを譲り受ける約束をしていたので、楽器に制約がない戸建てがいいなと思いました。

個人的には、マンションでも昼間なら自由に楽器の演奏ができる社会になったらいいのにな…と思うのですが。色々な考えの人が住んでいるから、難しいですよね。

他にも、戸建てであればペットを飼う制約がないのも魅力的だと思います。
戸建ての自由度の高さは、これからの人生で、様々な選択肢を広げる可能性に満ちていると思います。

魅力その②コストパフォーマンスのよさ

固定費をできるだけ抑えたい子育て世代

30代は、これからお金がかかります。

子供の教育費や習い事、自分が欲しいものも買いたいし、旅行も行きたい。老後のための資金も準備しておかないと……と、考えるほど頭が痛くなりますよね。

支出を削るうえでは、月々の固定費を減らすことが重要です。携帯電話を格安SIMにしたり、できるだけ外食せずに自炊したり、と努力している方も多いと思います。

そこで、中古戸建てのコストパフォーマンスの良さが魅力的になってきます。
具体的には、◎物件価格が安い のはもちろん、◎管理費や修繕費がかからない こともコストを考えるうえで重要です。

次の段落から、順番に紹介していきたいと思います。

中古物件は価格が安い=ローンの支払い額が抑えられる

子育て世代は月々の固定費を減らして将来に向けた貯蓄を作っていきたい世代です。

住居費をできるだけ抑えたい!と思ったとき。オススメなのが、中古物件です。

その魅力は、何と言っても値段の安さです!!

近頃では人件費や材料費が高くなり、新築物件の値段も上がってきたようです。
私の住んでいる地域では、新築と中古で2000万円近くの価格差がある印象です。

例として、ローンで物件価格3500万円4500万円の物件を購入した場合の、月々の支払い額をシミュレーションしてみました。

物件価格3500万円の場合  支払い額 9.3万円/月
物件価格4500万円の場合  支払い額 12万円 /月 
(金利0.65% 返済期間35年 頭金・ボーナス払いなし の場合 )
SUUMO(スーモ)支払額シミュレーションより

物件価格3500万円4500万円では、月々の支払いに2.7万円の差が生まれました。

35年ローンであれば35年間、毎月払っていく金額なので、この差は大きいですよね。

ただ、注意が必要なのが、中古の家は、快適に住むために多少のリフォームが必要ということです。
物件の状態によって、また、どの程度の快適さやこだわりを求めるかによってリフォームの金額は変わります。

リフォームの内容によっては、新築の物件を買うのと変わらないぐらいの金額になってしまうこともあるので注意が必要です。

戸建ては、管理費や修繕積立費がかからない

マンションを購入した場合には、ローンの支払いのほかに管理費、修繕積立費等がかかってきます
このお金を払っているぶん、管理会社が清掃や設備の点検などをしてくれるのはマンションのいいところです。

しかし、住宅ローンに加えて毎月管理費や修繕積立費を支払うとなると、なかなかつらいものがありますよね…。

マンションの規模にもよりますが、管理費と修繕積立金をあわせた額の相場は月3万円程となるようです。

参考:国土交通省の令和5年度マンション総合調査結果によると、管理費は平均17,103 円、修繕積立費は平均13,378 円(1ヶ月あたり、駐車場使用料等からの充当額を含む )

外食やレジャーなどを我慢して月3万円節約しようと思うと、なかなか大変です…。

戸建てだと、もちろんこの管理費はかかりません。なので、固定費を抑えたいと思っている方は戸建てを選択肢に入れるのはアリなのではないかと思います。

気をつけるべきことは…設備の故障やメンテナンスを自分で行う必要がある、という点です。マンションであれば管理会社がやってくれる消防や水道設備の点検はありません。また、急な故障や、外壁の塗り替えなど、いざというときのために備えて貯金をしておく必要があります。

好立地の土地を持つことができる

ここまでは、月々の支出から中古戸建てのメリットを考えてみました。お次はちょっと視点を変えて、購入できる土地の資産価値について考えてみたいと思います。

これは、素人の考えですが、戸建ての価値は「土地」にあると思います。

中古物件は、好立地、好条件の土地を、新築よりも低コストで手に入れることができます

実際、私たちが購入した物件も、なかなか良い立地条件だと思います。

  • 鉄道2路線アクセス可能
  • 最寄駅まで徒歩4分
  • 小学校まで徒歩6分
  • 平坦な角地
  • ハザードマップの災害警戒区域ではない

私たちが住んでいるエリアでは、新築で価格が安い物件だと、崖の近くだったり、最寄駅まで徒歩20分以上かかったりすることも多いです…。

立地条件のいい戸建ては、もし売却する場合にも買い手がつきやすいと思います。もちろん、立地が気に入って資金があれば、将来建て替えるのもありですね。

魅力その③ 駐車場や屋外スペースの自由度が高い

駐車場つき物件が魅力的

戸建ては、駐車場つきの物件が魅力的です。

我が家の場合、夫が車通勤なので、駐車場つき の物件に絞って探しました。

駐車場付きマンションを購入することも考えたのですが、何せ駅近の立地で絞って検索したもので…
そもそも駐車場つきのマンションがあまりヒットしませんでした。

また、物件があったとしても、マンションの駐車場には次のようなデメリットがあります。

・月額使用料がかかる。
・家を出てから駐車場まで少し歩く/エレベーターで移動することが多い。
・機械式駐車場の場合は車を出すのに時間と手間がかかる。

駐車場付きの戸建てなら、駐車場は玄関を出てすぐ。もちろん使用料はかかりません

こういった理由で、駐車場を利用するうえでの便利さ、コスパの良さに惹かれました。

屋外スペースの充実度

駐車場と同じく、物件によって状況は異なりますが、

戸建ての場合は屋外のスペースを活用する自由度が高いです。

ちょっとしたスペースがあれば、三輪車や植木鉢を置いたりできます。玄関の外に水道があれば、汚れた靴やレジャーシートなどを家に入れる前に洗うことができます

面している道路の状況によっては、家の前で手持ち花火もできちゃいます

特に子供が小さいうちは、家の前のスペースを使うことができると、何かと便利。と、私は思います。

まとめ

子育て世代が「中古」「戸建て」を購入する、3つのメリットを紹介しました。

・マンションと比べて物音が気にならず、楽器やペットなどの制約が少ない

購入価格を抑えて資産形成ができる、好立地の土地に家を購入することができる

・駐車場や屋外エリアの利便性が高い

こういった理由から、私たちは中古戸建てに魅力を感じて物件探しをしました。

一方で、「新築物件」や「マンション」は資産価値が高く、売りに出すときにも買い手がつきやすいという考えも一理あると思います。

家に対する価値観は人それぞれなので、家探しの基準も人によって様々です。

たとえば、

『一戸建てよりマンションのほうがメンテナンスが楽で住みやすそう。』

『駅から遠くてもいいから、広々とした新築一戸建てに住みたい!』

などなど…

これは、私たちが家探しをしたときに不動産屋さんに言われたことですが、

自分がどんな暮らしがしたいのか、どういう点を重視しているのか、をよく考えて、物件を探していく

それが家探しのポイントだと思います。

その方向性を決めるために、実際購入した人の感想を読んでみるのは重要かと思いますので、

以下の記事も参考にしてみてください。

こちらの記事は、中古戸建てに住んでみて分かったメリット、デメリットについて、もうすこし踏み込んで書いています。ぜひお読みください。

すー

30代半ばで、関西某所に中古戸建てを購入。
そのときの経験を伝えるべく、育児&仕事の合間をぬって執筆中。
寝かしつけ時の睡魔と日々闘っている。

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